「ネットビジネスの終わり(山本 一郎)」の感想

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「ネットビジネスの終わり(山本 一郎)」を読みました。

このひとの前作「情報革命バブルの崩壊」が面白かったので、密林の中古で買いました。

この本は、ウェブだけでなくモノづくりから出版・新聞など各メディア業界のネガティブを集めたという感じです。

何より、自分はアニオタなので4章の「アニメ、ゲームが成長産業になれない理由」が興味深かったです。

アニメ業界の厳しい現状を書き、制作会社のゴンゾの債務超過やシャフトの動かないアニメが出来てしまう理由を述べています。

でも、本書では「アニメ」というものをひとつに括っていますが、 実際テレビに放送しているアニメは「キー局の朝・夕方」と「UHFと地方局の深夜」という2のタイプがあって、大きく構造が違うと思います。 朝・夕方タイプはいろいろな企業のスポンサーが入るのに対して、 深夜タイプは制作会社が自ら枠を買って、CMが原作コミックだったり、そのアニメのDVDやBDのCMだったりします。

その時点で深夜タイプはソフト販売の2次利用が目的になっていますが、本書では2次利用についてはあまり詳しく書いてなかったので、そこらへんはどうなんでしょうか。 今はYouTubeGyao!などのウェブで無料公開するようになってますし。 サザエさんはソフト販売をしませんが、深夜アニメは絶対にソフト販売をします。

ピークは過ぎ、景気が悪いとはいえ、いまでも毎週30本以上のアニメが放送している状況があります。 ちょっと、この現状を詳しく調べてみる価値はあるかなと思います。

以下個人用メモ ・マスのイメージ広告は売り上げに結びつかない ・財務上はとっくに倒産しているはずの出版社がたくさんある ・アニメ制作会社は赤字 ・ゲーム会社は決算を作るために2,3月に集中してリリースする ・赤字でも上場できる時代があった

タイトル: ネットビジネスの終わり
出版社: PHP研究所
発売日:2009/10/22

ネットビジネスの終わり (Voice select)

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